こんにちは。
ひろしです。
最近、ブログ読んだよーとか、お客様に言われることもたまにあり
うれしいながらも、
「恥ずかしい!」
と、思ってしまう、まだまだ恥じらいのある「わ・た・し」
もともと、和菓子屋さんのブログってつまらないのが多く、
ただの商品紹介しかしていないブログが大半なので、
それじゃあつまらないなぁと思って書いています。
最近では話が異次元に行き過ぎて「わけわからん星」(千葉県にあるコリン星ではない)まで行ってしまっているものもあるので(苦笑)
少しはお菓子の話もしますかね。
うちに入ってきた新人君ももうすぐ丸一年。
『去年教えた配合で仕込んどいてねー!』
っていうと去年の配合はメモしてあっても、工程がメモしていないので
まぁ間違える間違える。。。
これは想定の範囲なんで内心はあんまり怒ってないのですが、
その場は
「てめぇ、なんしよんじゃボケカスが!!!俺はこんな菓子の作り方教えたことなかばいねえ!!!そんなことやっとったらおいしい菓子なんかできんだっちゃわいやー!!」
(一部、誇張表現と間違った方言あり)
とかいって、メモとレシピの大切さを身に沁みさせます。
怒ってないのに、怒ったふりなんてしょっちゅうですよ♡
でも少しづつ、和菓子職人風にはなってきましたかね。
うちの師匠は、飲み会では饒舌なのですが、
工場ではまぁ無口。
指示も
師匠『あーーーーあれだ、あの砂糖のやつを右からあれしといて。』
ハゲ『あの昨日のやつをあっちであれするから、あれ用意して。』
熊『それ、青に染めといて。』
(実際は緑に染めるだった。昔の人は緑を青っていうんですよ)
ケムクジャラ『あれだって言っただろうが!あれをもってこいよ!あれを!それじゃねーよ、あれだよ!』
。。。
。。。。
。。。。。
便利な言葉『あれ』
師匠の『あれ』を完全に理解することは不可能です。
嫁の『あれ』も理解できない私にはとてもじゃないですが『あれ』を『あれ』することは『あれ』ですね。
でも、仕事中の『あれ』はだんだん分かってきます、仕事の工程が頭に入っていれば先回りして考えることができます、そういうところも修行だったんですねぇ。
ありがとう、埼玉のグリズリーこと師匠。
新人君もそろそろ夜の『あれ』の『あれ』にでも『あれ』してあげますかね。
あっ冷たいお菓子、はじまってまーーす。
お菓子の話は最後だけだった気がする。